対応事例の紹介
障害・故障対応・集中管理に便利なツール
コンピュータを運用する上で不具合は付き物です。出来る限り不具合が生じない構成にしても、起きてしまったら原因を調査し対応しなければなりません。そんな中、利用すると便利なツールを紹介します。
※リンク先の情報につきましては、ご自身の責任の上でご利用ください。
Windows Sysinternals ツール
IT管理者がWindowsシステムのトラブルシューティングや診断をするのに役に立つツールが多く掲載されています。下記はよく利用されるツールの一部です。
- Process Explorer
- 現在稼働している全てのプロセスの状況をグラフィカルに見ることができます。削除できないファイルがどのプロセスによって開かれているのか調べ、そのプロセスのハンドルを閉じる事もできます。また、プロセスのダンプを作成することができるので、例えばそのプロセスによってCPU使用率が100%となってしまっている原因をデバッガーで調べるといった事が可能です。
- Process Monitor
- 特定のプロセスがシステム(レジストリ・ファイル・ネットワークなど)に対しどのような処理を行っているのか調べることができます。例えば、社内の共通アプリケーションが1台のコンピュータだけアクセス拒否で動かない!といった状況でどのファイルによってアクセス拒否が生じているの特定できます。その結果、原因となっているファイルのアクセス権を変更することでアプリケーションが動作するようになります。
- Disk2vhd
- コンピュータの仮想化を支援するツールです。物理コンピュータ上でこのツールを動作させるとそのコンピュータの仮想化用レプリカディスク VHD ファイルが生成されます。このファイルを用い Hyper-V もしくは Virtual Server の仮想環境に移行し、これまでのサービスを継続させます。
Windows Sysinternals ツール ダウンロードのページ
Windows Server 2003 Resource Kit Tools
IT管理者がWindowsシステムのトラブルシューティングや診断をするのに役に立つツールが多く掲載されています。下記はよく利用されるツールの一部です。
- Robocopy.exe
- 高度なファイルコピーツール。オプションを付けることによって、ミラーリングコピーや帯域制御をかけたコピーが可能です。特に帯域制御についてはこの手のコピーツールにあまり存在しないだけに、非常に有効です。
- Permcopy.exe
- 共有フォルダのアクセス権をコピーするツールです。大量の共有フォルダを扱う管理者には非常に有効です。バッチファイルなど作成してサーバー群のアクセス権をまとめて設定することできます。
- Moveuser.exe
- 利用者のログオンIDが再登録された場合、ユーザIDのSIDが変更されてしまい、新しいプロファイルでデスクトップが構成されてしまいます。このツールは新しいSIDを以前のプロファイルに紐付け、環境(プロファイル)を戻す事ができます。
- Lockoutstatus.exe
- ユーザーが誤ったパスワードをドメインコントローラーに送ると、ロックアウトポリシーに従いアカウントがロックされます。このツールはどのコンピュータで何時何分何秒に誤ったパスワードを受信したか確認することができます。沢山のドメインコントローラを管理する際に有効です。
- Linkd.exe
- ドライブの容量が少なくなってしまったが、移動させるフォルダやファイルのドライブレターおよびパスを変更させたくない場合に有効です。別のドライブにフォルダごと移動しLinkdでハードウェアリンクを作成すると、あたかも以前のパスに実態があるように見えます。
- Klist.exe
- ユーザーが保持する Kerberos チケットの状態を見ることができます。Purge することができるので、ログオフせずにグループのメンバシップの更新が可能です。コンピュータのメンバシップについても再起動無しに更新することが可能です!
Windows Server 2003 Resource Kit Tools ダウンロードのページ
Windows Server 2003 Support Tools
IT管理者がWindowsシステムのトラブルシューティングや診断をするのに役に立つツールが多く掲載されています。下記はよく利用されるツールの一部です。
- Adsiedit.exe
- Active Directoryを高度に管理するツール。標準のツールでは参照・変更できない詳細な属性の操作ができます。
- Bitsadmin.exe
- 帯域制御およびレジューム機能を使用し、ファイルのダウンロードができます。HTTP だけでなく Cifs によるダウンロードに用いることもできます!
- Dcdiag.exe
- ドメインコントローラの正常性をまとめて診断できるツールです。定期的に実行し不具合を未然に防ぐことができます。
- Ldp.exe
- LDAPサーバ管理ツールです。このツールを用いると、Active Directory の削除済みオブジェクト(IsDeleted)の参照が可能になります。
- Repadmin.exe
- Active Directory の複製状態を参照することができます。特定のオブジェクトに用いると、各属性の変更日時、変更回数など見ることができます。AD を管理する上で非常に有用なツールです。
Windows Server 2003 Service Pack 1 32-bit Support Tools ダウンロードのページ
Windows Server 2003 Service Pack 2 32-bit Support Tools ダウンロードのページ
Windows 2000 Server Resource Kit Tools
Windows 2000 Server Resource Kit Tools ダウンロードのページ
Windows 2000 Server Resource Kit Tools 日本語ヘルプのダウンロード